保育士の勤務場所は保育園だけじゃない
“保育士資格を活かした職場で働く=必ず保育園で働く”というわけでは決してありません。
私は保育園で働いていますが、保育園で働く以外にも、保育士資格を持っている方は、いろんな職場で働くことが出来るんですよ!
例えば、こんな職場で働くことが出来ます。
保育所
保育所と一口に言っても、その形態はさまざまです。
例えば、企業内保育があります。
これは働いている従業員のために企業が設けた、企業の中や企業の近くに設置されている保育施設のことです。
また院内保育というものもあります。
病院などで働く職員のための子供を預かることが出来る保育施設です。
駅型保育は駅ビルや駅型施設内に設けられている保育施設で、鉄道会社が設置しています。
小規模保育は0~3歳児未満を対象としている保育施設で、各施設店員は、6人~19人までと決められています。
認定こども園は幼稚園と保育所としての機能がミックスしている、教育と保育を一緒に行うことが出来る施設です。
家庭的保育事業は、保育士の家庭内でお子さんの保育をすることが出来るもので、主に3歳未満のお子さんを預かることが出来る施設です。
乳児院
両親の離婚や保護者の病気、保護者の死別など、何らかの理由によって、保護者のもとで生活をすることが出来なくなってしまった、2歳未満のお子さんを育てることが出来る施設です。
児童養護施設と同じようなカテゴリーで、児童養護施設の場合は、乳児から20歳までの未成年が利用することが出来ます。
母子生活支援施設
夫からの暴力や、DV、病死など、何らかの理由によって配偶者がおらず、生活に困窮している母親と、そのお子さんが利用することが出来る施設です。
安全な住まいを提供し、子供の成長と、母子の自立をサポートしていく施設です。
こちらは一時の仮の施設という扱いではあるものの、様々なお子さんのケアはもちろん、お母さんのケアをしていく必要もあるため、非常にきめ細やかなケアが必要になります。
育児施設・ろうあ児施設
目や耳が不自由なお子さんを援助して、社会で自立することが出来るように指導をしていく施設です。
幼児はもちろん、20歳までの未成年が利用することが出来ます。
このほかにも、体の一部に障害がある子供たちへの療育を行う施設としても利用が出来る場所です。
また保護者の病気や虐待など、よんどころない事情によって家庭で生活をしていくことが出来なくなってしまったお子さんを預かることもあります。
放課後デイサービス
小学校とかの隣によくある、放課後になると子供たちを預かることが出来る施設です。
放課後学級、学童なんて呼ばれ方もしますね!
親御さんがお迎えにくるまでお子さんをお預かりして、一緒に遊んだり、学校でどんなことがあったのか話を聞いたりします。