比較的早い時点から活躍してきたゆるキャラ、ひこにゃん
今こそゆるキャラがいることが当たり前になっていますが、早い段階から評判となっていたゆるキャラもいて、そのうちの一人?がひこにゃんだと思います。
歴史好きな女性も現代は多くなっていますが、このひこにゃんにはしっかり歴史的背景があるのです。
私もひこにゃんが大好きでグッズもいくつか持っています。
子供たちからも愛されるこのゆるキャラは、滋賀県彦根市のゆるキャラです。
江戸時代、この地にあった彦根藩2代目藩主、井伊直孝に縁がある白猫がモデルとなっているのです。
そのため江戸時代、戦国の世界をイメージした兜をかぶり二足歩行する猫というキャラクターになっています。
築城400年という記念すべき2007年、彦根城の記念イベントがありその際にイメージキャラクターとして生まれたのがひこにゃんです。
大々的に紹介され瞬く間に大人気となったこのイメージキャラクターの存続を多くのファンが願い、イベントが終わってからも様々な場面で登場するようになりました。
ひこにゃんと井伊直孝の関係とは?
彦根藩の2代目藩主井伊直孝が江戸郊外、現在の東京都世田谷区豪徳寺、当時は武蔵国荏原郡世田ヶ谷村といったようですが、その「豪徳寺」において急な雨にあって第僕の下で雨宿りをしていた時でした。
手招きしている白猫がいてそちらに近寄ったところ、その直後に井伊直孝が雨宿りをしていた大木に雷が落ちます。
この白猫が手招きをしてくれなかったら雷に打たれていた・・・おかげで難を逃れる事が出来たと感謝して、後に豪徳寺を井伊家の菩提寺としたという話があります。
これはいくつかある招き猫発祥のお話として伝えられていたのですが、このお話を元にひこにゃんというイメージキャラクターが発案されたということです。
招き猫の話はいくつか各地に存在するのですが、この井伊直孝氏のお話は全国区で有名なお話で、私も招き猫って何が発症になっているんだろうと、ふと調べた時、彦根が関係しているお話もあると知って、なるほど、それでひこにゃんか!!と思ったことがありました。
ひこにゃんがかぶっている兜は、井伊軍団のシンボル、赤備えの兜です。
この名前については全国に公募をかけ集まった1167点もの中から選ばれた名前ですが、実はひこにゃんの関係者からは「モチ」と呼ばれているともいわれています。
現在も立派に彦根市を宣伝する有名ゆるキャラとして活躍中
2010年に行われたゆるキャラまつりin彦根2010では、メインキャラクターを勤め上げ、その時同時に開催されていたゆるキャラグランプリ2010記名投票部門で見事第1位を獲得しています。
彦根警察署の1日所長と勤めたり、被災地福島県の避難所を訪問し被災された方々を励ます等、精力的に活動を続けるひこにゃんは、もちろん地元にも全国各地にもファンを持つ日本を代表するゆるキャラとなっています。